コラム

2013/02/15

カテゴリー: 不動産を買う時の注意点

日本の住宅は余っている?

日本の住宅ストックは世帯数を16%以上、上回ってます。
 

しかもこれは最近の話ではなくて1968年から超えちゃってます。
 

世帯数より多い戸数のストックがあるのだから当然空室率は上がり、現在13%です。
 


 

こうしてみると建物を新築したり賃貸に出したりする事はネガティブに捉える他ないように見えます。

ですが、この約5800万戸のストックのうち、戸建で約50%共同住宅で約30%が1981年の新耐震基準前のものです。

 

 

 旧耐震基準=危険な建物という間違った認識で報道されることが多いように思いますが、建てた当時は、立派に遵法している建物(震度5には耐えられる)だったわけですが、その後より力の強い地震が来ても倒壊しない(震度6以上でも耐えられる)というレベルに基準が変わっていったので、大規模な地震でも耐えられる、良質なストックはまだまだ形成途中で、これからこの耐震に不安のある建物が、補強されたり建替えられていくのを待たなくてはいけないと思います。

 だから、本格的に不動産ビジネスがストック中心になっていくまでの過渡期ともいえるのが今の時代です。
 



 ストックが重視されるマーケットは 「量→質」 への転換が行われる過程でもあります。しっかりと質を見極める目を持てば、不動産投資の場合の空室リスク、住まいを購入する場合の将来の大幅な値下がりリスクを来るストック重視のマーケットでも過剰に心配する必要はないと思います。

新谷加生 プロフィール

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