2017/10/09
物件のチェックポイント ⑫ エントランス
マンションを見学する時に、一番初めに見ることになるエントランス。
ささーっと通り過ぎてしまいがちですが、いろいろ見るべきポイントはあります。
以前書いた、掲示板 、 集合ポスト 、もエントランスで見ておくべきポイントの中のひとつですが、他に見るべき点として ①エントランスの雰囲気 ②オートロック ③宅配ロッカーの有無 が挙げられます。
①エントランスの雰囲気
広いスペースに共用のミーティングスペースがあったり、タワーマンション等では、フロントがあってコンシェルジュサービスが受けれたりとエントランスにはマンションの規模やグレードによってさまざまな特色があります。また、逆に特に特徴なく、その存在自体が売りになるわけではないエントランスも多くありますし、むしろ多くのマンションはこちらの部類に入るでしょう。
ですから、ここで、言う雰囲気は、建物の設計によってデザインされた空間の良し悪しではなく、文字通り雰囲気です。
新しいのに、壊れている箇所が、養生テープ等で応急処置をされるわけでもなく放置されてたり、共用部分であるはずなのに私物が我が物顔で置かれていたり(鉢植えや自転車多い)、となんとなく荒んだ雰囲気のする物件というのは築年数が新しい古いにかかわらず、ちょっと変だなという発見があると思います。
住民の意識が低いのか、管理会社がずさんなのか理由はさまざまですが図面では分からないことでも、現地に行くと簡単に気づくことができます。
②オートロック
ついているか居ないかは見れば一目瞭然ですが、築年数がちょっと経った物件で後付けでオートロックをつけた物件は注意が必要です。
取り付ける位置や、システムの問題で、オートロックからは、室内のインターホンを鳴らすことができない物件が結構多いからです。
後付けした事によって防犯上は建物全体として付加価値が上がりますが、外から呼べなくなるため、来客の際は電話して中の方に連絡を取るしかなくないので利便性は下がります。
はじめからオートロックがついている物件は当然外からでもインターホンで呼べる仕様になっていますので、盲点となって意外と気づかない事が多いのであらかじめ確認した方が良いでしょう。
③宅配ロッカーの有無
ネットで買い物をする事が圧倒的に増えた昨今、宅配ロッカーの有無は以前よりもその重要性を増したのではないでしょうか。
図面にセールスポイントとして書かれていることがほとんどですが、書いていなくて、現地で確認しなくて家に帰ってからどっちだったっけと思う事が多いので、現地で忘れずチェックしましょう。
なお、現在設置されていなくても、最近ロッカーメーカーが管理組合に一生懸命営業をかけているので、設置の検討がされている場合も多いので、ついていなくても諦めず、直近の理事会の議事録等を確認するひと手間はかけてみましょう。
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