2017/10/09
売るときは普通の会社に頼む
不動産を売却するときに、特殊な事情が無い限りは、なるべく早くなるべく高く売りたいと思うのは全ての売主さんに共通した思いでは無いでしょうか。
スムーズに物件が売れるかどうかは、どういう仲介会社に依頼するかでほぼ100%決まってしまいます。
では、どういう会社を選べばよいのか。
答えは 「普通の会社に頼む」です。
当たり前すぎる答えですが、不動産流通の世界はなかなかこの「普通」が出来ない会社が多いのです。
販売するためには、その物件の概要とセールスポイントを記載した「販売図面」を作るのが一般的ですが、よほど絵心が無い限り手書きで書くよりも、PCを使って作図した方が買い手が見た時の印象が良いのが普通です。
ですが、いまだに手書きの図面を使う会社や、販売図面すら作らない会社が結構あります。
以前、媒介契約に関するコラムにも記載しましたが、売主さんから売却の依頼をもらったら、一般媒介以外は指定流通機構(通称:レインズ)に登録する事が義務付けられています。
感覚的にはこの、「普通は登録する」という事を、「レインズに登録すると出回り物件になって価格が下がる」等のもっともらしい言い訳をつけて、しない会社(担当)が相変わらず多いです。
一生懸命自社で販促をするより、レインズに登録して広くお客さんを持っている仲介会社に情報を広めた方が早く売れることは間違いありません。
レインズに登録したくないのは、売主さんのためではなく、仲介会社が囲い込みをして両手成約をしたいだけです。
この囲い込みを防止するために、今は売主さんもレインズにちゃんと登録されているか(公開、申込アリ等のステータスと一緒に)閲覧する事ができるようになりましたので、依頼した会社がちゃんと登録しているか念のため確認した方が良いでしょう。
「普通」の事をしてくれるかどうかは、会社の大小には全く関係がありません。会社が大きくてもダメな担当は居ますし、会社が小さくても素晴らしい担当の方も居ます。
また、一般的に不動産会社でベテランの人は、規模の大きな収益物件や、大きな土地をプロに紹介する営業に重点を置きますので、実需(住まい)の最新の相場や最新のローンの動向には追い付いていない(知らない)事が多いので、個人的にはあまりお勧めしないです。
入社して5年以上くらい経験をつんだ比較的若手の担当の方が誠心誠意動いてくれて、最近の動向にも強い事が多いと思います。(逆に経験が無さすぎる新人には、特に売却の担当は任せないのが無難です)
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