2013/02/21
総会議事録 思わぬ発見があるかもなお宝書類
中古マンションを取引する際に、意外と見落とされがちなのが、総会の議事録チェック。
総会の議事録っていうのは管理組合が毎年行うマンションの維持管理の方針を話し合ったり会計の報告をしたりする区分所有者(マンションの住民)による会議の議事録です。
以前は重要事項の調査報告書をマンション管理会社に依頼すると、報告書と一緒に管理会社がくれたものですが、最近は組合と管理会社の間の守秘義務等もあり、売主さんから直接もらうしかなかったりします。
この議事録、なんで大事かって言うと、対象となるマンションの抱える問題や、それが起こった背景が分かるからなんです。
例えば、マンション全体で管理費や修繕積立金の滞納があれは゛、管理会社から交付される報告書に明記されますが、滞納者に対して組合がどういう対応をしてきたのかという事は議事録をみないと分かりません。
また大規模修繕の何を優先的に取り組むかなんて事も、よく書いてある議案ですね。
何も問題なければ、淡々と管理組合の会計報告を中心に記載しているだけの退屈な書類なので、慣れてくると『どうせ大した問題ないでしょ』とちゃんと読まない営業マンが多いんですが、僕が今住んでいるマンションを例にあげると今は全戸のインターホンを全て録画機能付きのカラーモニターにしようなんて事が議題に上がっています。
詳しく読むとそのマンションの管理組合の管理に対する姿勢が見えます。場合によってはマンションの資産価値を上げる内容が議題に上がっていたりするのでお宝書類になるかもです。