コラム

2013/07/07

カテゴリー: 不動産を買う時の注意点

賃貸派 VS 購入派 得か損かより大事な事

賃貸にするか、売買にするか、買うならいつが買い時なのか? SUUMOなんかでよく特集される永遠のテーマですね。

 

 

 

一生賃貸だったら、総額で幾らかかるか? 住まいを購入して一生そこに住み続けたらトータルのコストは幾らになるのか?なんていうシュミレーションが毎回趣向をこらして掲載されていますよね。

 

 

シュミレーションなので、幾つかの前提条件を決めて、どちらが得かを結論づける必要がありますが、シュミレーションの結果は前提条件によってどちらにもなります

 

 

もっと言うと、これはなるべく簡単に分かりやすく説明したいという記事の特性上仕方ないですが、「購入して途中で売却して、住替える」というオプションを盛り込んだり、購入した場合、「35年の返済でローンを組んだ場合、35年後に幾らで売れて、売れた金額を支払ったお金から差し引くと最終的にどのくらい(住まいに対して)使ったのか」というところまで言及したシュミレーションはなかなかお目にかからないです。

 

 

前提条件によって(損か得かが)変わるという事は、言い換えれば人によって結果は違うともいえます。

 

 

なので、そこを考えるよりも、購入なのか賃貸なのかという選択肢についてくるリスクを自覚してそれをマネジメントすることの方が大事だと思います。

 

 

■購入と賃貸のメリット・デメリット■

   賃貸のメリット

①いつでも気に入らなかったら引っ越せる (フレキシビリティがある) 

②大きな借金が無い 

③諸経費の負担が軽い

 

  購入のメリット

①賃貸で借りるより広い部屋に住める(同じ支払額だとしたら)

②いつかは自分のものになる (所有している満足感、生活のハリ)

③不慮の事故で自分が死んでしまっても家族を守れる(保険機能)

④賃貸に比べて建物の耐震性・設備のグレードが高い

 

 

 賃貸のデメリット

①永遠に賃料を払わなくてはならない(老後の収支が赤字になりやすい)

②自分が死ぬ等の不慮の事態があると家族が住むところに困る(立ち退かなくてはならない)

③購入に比べて建物の耐震性・設備のグレードが低い

 

 購入のデメリット

①気に入らなかったとしても簡単には手放せない(引っ越しできない)

②住宅ローンの返済がある

③購入時の諸経費の負担が賃貸より大きい

 

それぞれのメリット・デメリットを自分にあてはめて検討してみると・・

① 自分は住まいに何を求めているのか (利便性、快適性、満足感、資産性、使用価値etc・・)

② デメリット(リスク)をコントロール(マネジメント)する事ができるか?

という事について自分なりの答えが出てくると思います。

 

デメリットに対する解決策は

 

賃貸の場合 ⇒老後に備えて預貯金を多めにする。

購入の場合 ⇒後悔しない物件選びをする。 「今」を基準にした資金計画をする

 

という事があげられます。

 

大事なことは損得ではなく、自分のライフスタイルと考えを良く見つめなおす事です。

新谷加生 プロフィール

買取りサービス カイトリ

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