2015/03/16
いつ家を買うのか調べてみた結果
家族が増えて手狭になった。賃料を払うのがもったいないと思ってきた。住まいを購入しようという動機は人それぞれ。
とは言え、
「他の人はいつごろ家を買ったのかな?」 「何歳くらいで買うのが普通なのかな?」
というのは誰しもが気になるのではないでしょうか?
いずれも昨年のデータですが、住宅取得の平均像を調べてみました。
①何歳で買うの?
40歳以上が全体の43.1%
②年収はどれくらい?
591万円(世帯年収なので、夫婦合算も平均されています)
③頭金はどのくらい?
1,439万円
④いくらくらいのローンを組むの
2,472万円
⑤ローンの期間はどのくらい?
当初設定期間 25年
⑥変動金利と固定金利どちらを選ぶ
全期間固定 52.2%
⑦完済するまでどのくらいかかった?
平均 13.2年
※出所:①、②は住宅金融支援機構発表 「フラット35利用者調査」14年上期③~⑦はアットホーム調べ
不動産業界では、よく「一時取得者層」という言葉を使います。はじめて住まいを購入する人方々を総称してこう呼ぶのですが、この層はおおむね35歳以上を指します。
何度も家を買い替える人よりも、買うのは一生に一回という人が圧倒的に多い日本では不動産のマーケティングや商品設計は一番ボリュームの厚い層である一次取得者層をターゲットにしてされる事が多いです。
なので、35歳前後の家族を想定していることが多いのですが、データを見るとこの平均像はもう少し、年齢が上のようです。ちなみに、この平均年齢は上昇傾向にあるそうです。
アットホームのデータは調査サンプルが少ないので、統計的には参考程度ですが、それにしても住宅ローンの完済平均が13.2年というのは驚きです。
こうしてみると、4,000万前後の住まいを40歳を超えて収入の見通しがたって、ある程度頭金(税制の関係で親からの贈与も結構ありますが)がある程度たまったところで購入して、退職金が入ったら繰り上げ返済するというのが一つのモデルケースのようです。