コラム

2012/07/25

カテゴリー: 不動産を買う時の注意点

新築と中古買うならどっち?

こんにちは。仲介手数料無料と建物診断サービスのオールグリーン アラヤです。 

どっち?って考える人ではなく、不動産の購入=新築って思っている方に読んでいただきたい記事です。

 買うなら新築って、何も考えずに決めちゃってる方って結構多いです。それを否定はしません。僕も、新築マンションを購入したことありますし。 

 

 何で、中古にしなかったのかと言うと、買った新築マンションは間違いなく、「ご当地一番マンション」になると思ったからです。「ご当地一番マンション」のイメージは、その駅から徒歩圏の物件で、一番いい、若しくは一番売れる、一番有名な物件です。必ずしも高級である必要はなく、その駅を最寄り駅としてその地域に住んでいたら、誰でも知っているっていうイメージです。

 こういう物件は相場も安定していますし、「このマンションが出たら欲しい」っていうお客様も地元の仲介会社に結構いたりしますので、万が一売らなきゃいけなくなってもキャピタルロスが出る可能性は低いです。

 

 だから、ご当地一番マンションは新築でも買ってOKです。中古になるまで待っていたら、新築より高くなる可能性もありますからね。実際僕は購入して数年後に売却しましたが、分譲時より高く売れました。

 でもご当地一番じゃない物件は新築だからってすぐに決めないで欲しいのです。新築マンションというのはたいてい、同グレードの、周辺の中古マンションより高いです。

 なんで高いのでしょうか?新しいから?最新の設備がついているから?一番の理由はデベロッパーの利益が乗っているからでしょう。

ですから、自分の物件を売らなきゃいけなくなった時に、自分の買おうとしている新築マンションの真の実力(価値)がどの位あるのかを、把握するために、中古の相場と比較してください。
 

 中古になると築2年も5年も大きな価格差は出てきません。という事は極端な話、買って次の日売る事になっても、その時点でライバルとなる(価格形成の一因になる)のはこれらの中古マンションなのです。比べてみて、自分が分譲時に提示されている値段とほぼ、同一もしくはほんのちょっと高い位なら、良心的な値段がついているか、その地域の中古マンション需要が強いという事です。つまり、デベロッパーの利益を考えても、価値があるということです。

 

 でも、中古と比べて坪単価が100万高いとかだったらちょっと立ち止まって、よく検証してください。その価格差に見合うグレードなのか?その価格差に見合う場所に希少性があるのか?それにふさわしい企画のすばらしさがあるのか?‥。 

 購入=新築と考えられる方は、新築=綺麗という方程式が成り立っている事も理由の一つだと思います。

でも、「綺麗」って思っている場所ってキッチンであったり、床材、クロス・・・一般に「設備」って言われているところですよね?

 

 それって「不動産」じゃなく「動産」なので買ったその日からどんどん劣化します。逆に言うと、お金さえ出せば幾らでも取替え可能でいつでも「新品」になります。ですから、中古物件をリフォームする事で新築の「綺麗」っていう部分が満足できる可能性を捨てないで欲しいのです。それによって、場合によっては何百万と値段が変わってきますからね。

マンションを例にあげましたが、戸建の場合も同様です。この検討の仕方をしたうえで、中古ではなく結果新築を購入したとしたら、それは価値の落ちにくい新築だと思うのでとても良い買い物だと言えます。

リニュアル仲介加盟店であるオールグリーンは、なにがなんでも中古住宅を買って、リフォームするのが一番です。ということを提唱しているのでは、ありません。皆様に「価値の落ちにくい住まい」を見つける検討方法を皆様に知ってほしいのです。 

 

新谷加生 プロフィール

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