コラム

2016/06/25

カテゴリー: 不動産を買う時の注意点

良い情報をもらうコツ 不動産業者に好かれる買主って? ②

このコラムの 前のお話はこちら

 

 当然ながら仲介会社にとって「好ましい」お客さんである、不動産会社と取引できる物件はそう多くはない(不動産事業に適する物件はそう多くはない)のですが、中には不動産会社、不動産ファンド、宅建業者ではないにせよセミプロに近い方、といういわゆる「プロ」のみを顧客として仕事をしている会社もあります。

 

 

そういう会社でなくても、本来であれば(誤解を招くかもしれない表現ですが)、「楽に」取引が出来るプロではなく、一般のお客さんに物件を紹介している時点で、(さらに誤解を招くかもですが)仲介の営業担当は多かれ少なかれ、少し面倒な気持ちになっているのです。

 

 

 不動産仲介会社の営業担当に好かれる=良い買主だと思ってもらう ためにはまずこの営業担当の心理、気持ちを前提条件として理解しておいてあげると良いです。

 寛容な気持ちで、「どんなにお金を持っていても、こと不動産の売買においては不動産仲介会社の最良の顧客にはなりえないんだな」と思ってあげてください。

 

 

 それでも「私はサービスを受ける側なんだから」と不動産会社に,かしずいてもらいたい気分の方もいらっしゃるかと思いますが、少し補足すると不動産の仲介会社は、そもそも「買主」を追いかけるより、「不動産を売ってくれる売主」のほうが好きなのです。

 

 

 この場合の売主は個人でも不動産会社等のプロでもどちらでも同じです。売主と媒介契約を結べば(特に専任以上の1社独占の契約)、うまくすれば1つの物件で6%の手数料、最悪でも3%の手数料がもらえることがほぼ決まります。

不動産のチラシ、CMは買主さん向けにつくられてる事が多いのであまり知られていませんが不動産会社が集めたいのは実は買主候補になる人ではなく、売主候補となる人なのです。

 

 

 ここまで言えばお分かりかと思いますが、不動産会社の優先順位は ①売主さん ②プロとの取引 ③個人の購入希望者の追客 という事なのです。

 ですから、これを理解して寛容な気持ちの準備を皆様にはしておいていただくのが、不動産仲介会社と良いコミュニケーションを取る近道なのです。 

032016

新谷加生 プロフィール

買取りサービス カイトリ

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