2014/05/10
車の維持に1,000万円? 『板橋区三園土地』
所在 : 板橋区三園一丁目
地積: 約64㎡
用途地域: 第一種低層住居専用地域
交通 :都営三田線 『西高島平』駅 徒歩10分
車を止めるスペースが無い土地(車を入れる事が出来ないことも含む)と普通に車を止めるスペースがある土地があったとして、値段の差がどのくらいあれば車を持たない選択をしますか?
弊社で販売させていただいた駐車スペースが無い土地に建物を建築した場合、近隣の新築の建売(もちろん車庫付)と比較して約1,000万の差が出ます。
駐車スペースを自宅からアウトソーシングするという考え、つまり近隣に駐車場を借りた場合で月の駐車料金が2万円かかったとします。
30年駐車場料金を払い続けたとして、累計720万円。 車の維持費は一緒ですから、先の1,000万の差額と比較して380万円の差、実際はこれに住宅ローン金利がかかるので約500万の差が出てくることになります。
近隣に駐車場を借りない(車を持たない)という選択をして、カーシェアやレンタカーで必要な時に必要な分だけお金を払うという考え方をすれば、ほぼ1,000万円の差が出ます。
40歳で住まいを購入したとして、30年ローンを組んで完済したら70歳。まだまだ車に乗るかもしれませんが、乗らないという選択をしている年齢かもしれません。そう考えるとちょっと駐車スペース勿体ない気もしてきませんか?
価値観なので、良い悪い、正しい間違いという事ではなく、『一戸建て =駐車スペース必要』という絶対的な先入観を基に不動産業界は動いている気がします。
一方で東京都は車の世帯保有率全国最下位(50%) 、23区に絞ると30%台になるので、そもそも車を必要としている人は3人に1人しかいなくて、その人が住まいを選ぶときにマンションじゃなくて戸建が欲しいと考えたら、車庫なしの戸建という選択肢も十分ありうるなと思います。これから不動産を購入される方は先入観に縛られず、自分にとってベストな選択をしていただけたらと思います。
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