2016/06/28
良い情報をもらうコツ 不動産業者に好かれる買主って? ③
前回までのコラムではコツの具体策の前に、不動産仲介会社の担当の心理とそれに対して心がけたいことを説明しました。
ここから、コツを説明していきます。
コツ1. 問い合わせの瞬間から 好かれる好かれないの分かれ道が始まっている
多くの個人のお客様にとって、不動産仲介会社へネット、チラシを見て電話、メールで問い合わせすることは勇気がいることでしょう。
また、むやみやたらに年収、家族構成、勤め先等の個人情報を教えたくないお気持ちも良く分かります。
ですが、以下のような問い合わせのメールをもらった営業担当は、はたして一生懸命、問い合わせのお客様をフォローしようとするでしょうか。
問い合わせ物件: ○○マンション 3,980万
お名前: ○○ ○○ (名前は記載されている)
メールアドレス: ○○@gmail.com
住所: ---- (空欄)
電話: ----(空欄)
年齢: ----(空欄)
年収: ----(空欄)
自己資金: ----(空欄)
お問い合わせ内容: 詳しい資料が欲しい
分かっているのはメールアドレスのみ。 しかもメールアドレスもフリーメールのアドレス。
この問い合わせを受けた営業は、たぶんこのアドレスは捨てアドレスでこちらから連絡しても連絡がつかないお客さんだろうなと思うでしょう。 それならばとりあえず、図面1枚送っておけば十分と判断されると思います。
また、電話で問い合わせをしてくるお客様には、名前すら名乗らない人も多くいらっしゃいます。身内に電話するとき以外名のらないなんてことは普通しないですが、警戒のあまり知らずにそうしてしまうのでしょう。
警戒心むき出しの電話は、電話に出た側にも警戒心を抱かせます。双方にとって良いことはないので、
電話をかけたら「○○と申しますが、○○のサイトを見て○○の物件についてお聞きしたいのですが」と言うとスムーズです。
メールで問い合わせるときは、年収は100万円単位のおおざっぱなものでも良いですし、年齢は〇代とぼやかしても結構です。
とにかく、年収、年齢から判断して「このお客さんは、ちゃんと不動産を買えるお客さんだ」と問い合わせを受けた人に分かってもらえる情報を与えてあげるのが良い情報をもらえるコツです。
042016